映画「SUNNEY強い気持ち•強い愛」の感想
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(サニー つよいきもち つよいあい)は、2018年8月31日に全国東宝系にて公開された日本映画。監督・脚本は大根仁、主演は篠原涼子。
90年代、仲良しだった女子高生6人グループ「SUNNY」。それから20年以上経ち大人になった彼女たちは、それぞれに問題を抱えながらも日々を送っていた。その中の一人、今は普通の主婦となった奈美は同じメンバーの芹香が末期がんに冒され、余命1か月を宣告されていることを知る。ある事件をきっかけに疎遠になってしまった彼女たちだったが、芹香のもう一度SUNNYのメンバーに会いたいという願いをかなえるため、奈美はメンバーたちを捜し始める。
もうただただ青春の一言に尽きる。
ストーリー的には割と無理なとこが多かったり(顔に傷付いただけで合わなくなる?)女の強い部分とか友情みたいなところを見せたすぎてもう普通に喧嘩ばっかするみたいな「それはいるのか?」というようなところがありはしたものの、ひたすら仲間達と泣いて笑ってダンスして楽しいシーンが満載。
それだけでもずっと見てられるくらいの愉快さ。
この3人が同じ学校に集うなんてほぼほぼ三国志じゃん。
しかも3人とも同じグループ。
理不尽にも程があるっしょ。
そんな感じで体験したことないのに懐かしさを感じる、潜在的な思い出を蘇らさせてくれる映画でした。
あとサニーの大人時代と高校時代のキャストのシンクロが凄かった。
篠原涼子と広瀬すずって似てないはずなのにそれっぽいんだよな。
ここの選び方が完璧。
ただセリカ役の板谷由夏に関してはちょっと山本舞香っぽさが薄いなあと思ってたが、wikiを見たところ事情があって降板したけどセリカ役が本当なら真木よう子だったみたいでめちゃくちゃしっくりきた。
あとエライザが大人役でもしっくりくるのは素晴らしかった。
個人的に広瀬すずが好きな男(三浦春馬)に会いに行ったら実はその男はエライザと付き合っててキスするとこまで見てしまい、悲しくて泣いてる広瀬すずを篠原涼子が抱きしめるシーンがめっちゃ良かった。
深みとかはないけどなんか良かった。
あとコギャル達の中で「売りだけはやんなよ!」っていう、ヤクザの「クスリだけはやんな」みたいな独自の美学があるのも面白かった。
キュンキュンみたいな青春じゃなくて友情とか努力みたいなジャンプっぽい青春が味わえつつ、広瀬すずの可愛らしさに胸打たれるっていうのが良かったですね〜。
ってか広瀬すずレベルの可愛さを持ってたらあんな感じの女にはならないよな。
でも広瀬すずってあんな感じの役多いのなんでなんだろう。
まあそんなことは置いときましょう。